SSTシリーズはドレン排出作動時の蒸気ロスが少なく、長期間安定して性能を維持できることを考慮し、蒸気輸送配管用途に最適な設計がなされたスチームトラップシリーズです。

装置用スチームトラップにとって重要な「大きなドレン排出能力を備えていること」・「強力な空気排除能力を持つ自動ブロー機構」・「高圧での使用にも対応できる設計」の3つの特長を備えています。

80℃以下のトレースラインで威力を発揮。
スケール除去機能で配管したまま弁座の詰まりを解消。

ベローズでバルブステムを覆うことにより、グランド部の洩れを一挙に解決しました。

ステム露出部を保護ベローズで覆うことにより、粉塵、塩害、風雨による腐食・固着を防止します(BE1)。

ボールバルブの機密性と、バタフライバルブの円滑な回転機能を組み合わせたON-OFFバルブです。

蒸気もしくはドレン配管の設計や施工の工数が低減でき、さらにバルブとスチームトラップのパッケージ化により、メンテナンスにかかるコストや工数も削減することができます。

配管やバルブから気体がリークする際に発生する超音波を検出することでリーク箇所を特定し、その量を推定（定量化）します 。

スチームトラップの自動診断器とデータベースマネージメントソフトを利用して、スチームトラップのマネージメントシステムを構築します。

ポケットタイプの現場簡易診断用チェッカー。トラップ・バルブ漏れ、ベアリング診断に活用。トラップや気体配管のバルブの漏れは自動で簡易判定を行います。

大気に熱放散、放出されている蒸気の熱エネルギーを回収・昇圧して、低圧または中圧の蒸気として再利用できます。

電気を使用せず、蒸気や空気の圧力で作動します。装置内のドレン滞留解消に威力を発揮します。トラップではドレン排出が困難な条件下でもポンプ機能で強制排除します。蒸気使用装置ドレンの廃熱・水資源を完全回収するクローズドシステムに最適です。

155mmの極低流入水頭で作動。エアハンユニットや小型のスチームエアヒーターなどのストール対策に最適で、排気管も不要で設置が容易です。

また標準品としてステンレス製をラインアップしました。

無駄に捨てられる湯気の熱を温水に変換し、熱エネルギーを生産物の予洗水や予熱、洗瓶水や後洗瓶水に利用できます。

湯気を屋内で処理できるので、排気ダクトや配管が設置不要になり設備費が低減できます。

蒸気や空気配管中に発生、混入しているドレンを強制的に分離する気水分離器です。

内蔵するサイクロンにより蒸気または空気を高速旋回させ遠心力で比重の重いドレンを分離することで分離効率98％（蒸気流速30m/s時）を実現しました。

環境問題が切実なものとなっている現在、ステンレスは耐食性が優れ、リサイクル可能なエコマテリアルだけでなく、製品寿命が延びることによるライフサイクルコストの低減においても注目されています。